一年に一度、不思議と「おはぎ作りたい病」がやってくるんですよね。
なぜかしら…あのもち米とあんこの甘い誘惑が私を呼ぶのかしら。
朝一番、もち米を水に浸していると、なんだか静かな準備運動のような気持ちになります。
「今日は頑張るぞ!」と小さな決意を胸に、次は小豆を洗ってコトコトと煮込みます。
火加減が肝心!ちょっとでも油断すると、台所が小豆スープだらけに…。
小豆が柔らかくなったら、いよいよ砂糖と塩で味を整える時間。
甘さ控えめ、でもちゃんと美味しい。
絶妙な塩加減にするのが、なんとも腕の見せ所です。
木べらで混ぜるたび、ふわっと漂う香りに「あぁ、もうこれは正解」と小さなガッツポーズ。
炊き上がったもち米を潰しながら、「これくらいの粒感でいいかな?」なんてつぶやくのは、もはや毎年の恒例行事です。
手のひらでキュッと形を整えながら、もち米の温かさとあんこのしっとり感が手に伝わってくる瞬間…これぞ、心の癒し。
仕上げに、半分はきなこをまぶして、もう半分はあんこで包んで完成!
きなこの香ばしさとあんこの甘さ、どちらも捨てがたい。
そして、できたてのおはぎを一口。
口の中で広がるもち米のもっちり感とあんこの優しい甘さに、思わず「これ、天才じゃない?」と自画自賛(笑)。
少し渋めのお茶と一緒にいただくと、さらに格別!
今年も無事におはぎを作り終え、私の小さな儀式が完了しました。
また来年、この幸福なひと時を楽しみに…。
私流おはぎレシピ(簡単版)
-
もち米(2合)を炊く
- 水加減は普通のご飯より少し少なめに。
-
小豆(200g)を煮る
- 柔らかくなるまで煮て、水を切り、砂糖(150g〜200g)、塩少々を加える。
-
もち米をつぶして形を整える
- 温かいうちに、手水をつけながらおにぎり状に。
-
あんこときなこを準備
- あんこはもち米に巻きつけ、きなこは砂糖と塩を混ぜてもち米にまぶす。