昨日、家族で神社の豆まきに行ってきました。
毎年楽しみにしている行事で、今年は4歳の孫も「頑張る!」とやる気満々。
境内にはたくさんの人が集まっていて、お祭りのような賑やかさでした。
そんな中、孫が頑張って拾った1袋の豆。
それを見て、私たち家族も「よくやったね!」と大喜び。
でもその瞬間、なんと手を滑らせて豆袋を落としてしまったんです。
拾おうとした矢先、中高生くらいの男の子がさっとその袋を拾ってしまいました。
彼も悪気はなかったのかもしれませんが、孫はがっかりして下を向いて涙をポロポロ。
「せっかく頑張ったのに…」という気持ちが伝わってきて、見ている私たちも胸が痛くなりました。
その時、隣にいたお婆さんが優しく孫に声をかけてくれたんです。
「かわいそうに、頑張ったのにね」と慰めてくれるその姿に、私たちも思わずホッとしました。
そのお婆さんも豆を拾おうと頑張っていたのですが、ついに1袋ゲット!
すると、その袋を孫にそっと渡してくれたんです。
「これ、あなたにどうぞ」と笑顔で差し出すその姿に、孫も涙を拭いて大喜び。
「ありがとう!」と元気にお礼を言う孫の笑顔が戻りました。
感謝の気持ちでいっぱいになった娘は、頑張って拾った袋をそのお婆さんにお渡ししました。
そんな中、豆袋についていたクジで「福袋」が当たり、さらに神社からはお菓子もいただき、家族みんなでほっこりした気持ちに。
帰り際、「家には小さな子どもがいないので、よかったらどうぞ」と、別の家族からおもちゃをいただきました。
他にも2組もの家族から声をかけてもらい、孫は大喜び。
「ありがとう」と何度も頭を下げる姿に、私たちも胸が温かくなりました。
この日、優しいお婆さんや見知らぬ家族の方々の親切に触れ、「人の優しさって本当に素敵だな」と改めて感じました。
家族みんなで「お婆さんやあのご夫婦にも良いことがありますように」と神社でお祈りしました。
豆まきは、福を呼び込む行事ですが、私たち家族にとっては人の優しさが何よりの福でした。
今年も幸せな1年になりますように。
そう願わずにはいられない、心温まるひとときでした。