ゆったり日和~日常を楽しむひととき

日常の出来事。ほっこりしていただけたら幸いです。

白川郷で家族と巡る聖地の旅

四日目 伊勢から岐阜の白川郷へ。

茅葺き屋根の古民家を利用したお食事処。

茅葺き屋根って、写真ではよく見るけど、実際に間近で見るとその迫力と繊細さに驚かされます。

屋根の隅々まで丁寧に編み込まれた草や藁が、長い年月をかけてこの風景を守ってきたんだなと感じました。

この建物も、おそらく100年とかの歴史があるんじゃないでしょうか?

吊り橋の向こうには、緑豊かな木々が広がり、川の流れがゆったりと続いています。

この日は天気にも恵まれ、川面に映る木々や空が美しく輝いていました。

遠くに見える吊り橋を渡る人々の姿も、まるで絵画のような一場面です。

 

流れる水は驚くほど澄んでいて、心が洗われるような気分になりますね。

水路の周りには趣のある石垣が積まれており、その上には色鮮やかな花の鉢植えが並んでいます。

地域の方々が手をかけて守っているこの景観は、白川郷ならではの温かさを感じさせてくれるんです。

いやぁ、この湧き水、透明度がすごいんですよ。

冷たさが写真越しに伝わってくる気がします。

しかも、さらさらと流れる音が耳に心地よくて、しばらくぼーっと眺めてました。

右側に見える木でできた冷蔵施設?これがまたいい味出してます。

湧き水を使って飲み物を冷やすなんて、エコでおしゃれで、しかも実用的。

ここに並べられた飲み物たち、キンキンに冷えてるんだろうなぁって思うと、もう手を伸ばしたくなっちゃいます。

 

白川郷の風景って、どこを切り取っても絵になるんですよ。

この合掌造りの家、見てください。

夕日に照らされて屋根が輝いて、もう感動ですよ。

なんて言うのかしら、ノスタルジックな雰囲気と自然の雄大さが調和していて、「ここが日本の原風景だ!」って叫びたくなる感じです。

この独特な三角屋根の家が合掌造り。

雪深いこの地方ならではの建築様式で、冬の重い雪に耐えられるように工夫されてるのんですね。

屋根の急勾配がまた美しい芸術です。

この場所にいると、時間の流れがゆっくりになった気がします。

現代の忙しい日常を忘れて、心をリセットするにはぴったりの場所。

白川郷の静かな空気と美しい景色は、体だけじゃなく心まで元気にしてくれます。

 

足場の上で黙々と作業する職人さんたち、かっこいいですね。

この方々のおかげで、世界遺産である白川郷が今もなお美しい姿を保っているんです。

何層にも積み重ねられた茅を丁寧に手作業で敷き詰めて。

茅葺き屋根って、重たい雪に耐えられるようにしっかり作られているんですよね。

こうして葺き替えをするから、建物がずっと元気でいられるんだとか。

修繕が終わったら、また新しい息吹を吹き込まれた合掌造りの家が輝くんですね。

伝統を守りつつ、現代にもその価値を伝える作業って本当にありがたいことです。

 

合掌造りの立派なおみやげ屋さんが目に飛び込んできました。

茅葺き屋根の下に広がる懐かしい雰囲気と、並んでいるおみやげの数々。

これはぜひ立ち寄らなければなりませんね。

店先には小さなベンチや季節の花々が置かれていて、観光中のちょっとした休憩にもぴったりの空間です。

どこか懐かしい風景に癒されながら、旅の合間にこうしたひとときを楽しむのも素敵ですね。

「この商品はどんなふうに作られたのですか?」なんて聞いてみるのも良いかもしれません。

おみやげはその土地の文化を持ち帰るようなものですから、選ぶ楽しさが広がりますね。

飛騨地方ならではの串焼きと五平餅、飛騨牛めし、そしてラムネ。

見た目だけでも食欲をそそりますよね。

五平餅には甘辛い味噌だれがたっぷりと塗られていて、香ばしい香りが漂ってきます。

一口食べると、もちもちとした食感と濃厚な味噌の風味が口いっぱいに広がり、思わず「これぞ郷土の味!」と感動してしまいました。

串焼きはジューシーなお肉と香ばしい焼き目がたまりません。

飛騨牛の贅沢な気分を味わうことができました。

そして、ラムネの爽やかな甘さが、この濃厚な味をさっぱりと引き締めてくれます。

木製のテーブルとベンチに座りながら、目の前にはのどかな風景が広がります。

地元の味を楽しむことで、その土地の文化や暮らしを感じることができるのが旅の魅力だと改めて思いました。

 

合掌造りの建物を背景に、コスモスが風に揺れる様子は、まさに日本の秋の象徴とも言える風景です。

ピンクや白、紫の花々が一面に広がり、その美しさは訪れる人々の目と心を楽しませてくれます。

白川郷の中でも特に静寂で厳かな雰囲気を漂わせる白川八幡神社

実は、あの人気作品「ひぐらしの鳴く頃に」のモデルになった場所としても知られています。

この神社に足を運ぶと、物語の世界に引き込まれるような不思議な感覚を味わうことができます。

鬱蒼とした森の中に佇むこの神社には、どこか神秘的で、時には背筋がゾクッとするような雰囲気が漂います。

石段を一歩一歩登っていくと、木漏れ日が差し込む鳥居が見え、そこから本殿へと続く道が現れます。

この光景は、まさに物語そのもの。

この神社は、白川郷の人々にとって欠かせない信仰の場。

毎年秋に行われるどぶろく祭りは、地元の人々だけでなく観光客にも大人気だそう。

この祭りでは、どぶろく白川郷名物の発酵酒)が振る舞われ、神への感謝と村人同士の結束を祝うそうです。

 

展望台からの景色は圧巻!

集落全体を見下ろすことができ、まるで「ひぐらし」の雛見沢村を俯瞰しているような気分になります。

実は、私たち家族は、揃いも揃って「ひぐらしの鳴く頃に」の大ファン。

白川郷は、もう雛見沢そのもの!

その聖地に足を運べるなんて夢のようでした。

「あの曲がり角にレナがいそう!」とか、「ここで梨花ちゃんが座ってそう!」なんて、家族みんなで大興奮。

白川郷は「ひぐらしの鳴く頃に」のファンだけでなく、歴史や文化に触れたい人にもおすすめの場所です。

私たち家族にとっては、物語と現実が交わる特別な旅になりました。

雛見沢の空気を感じながら、心の中で「にぱー☆」と笑顔を浮かべた、そんなひとときでした。

今度は雪景色も見てみたいな思いました。

白川郷の旅の最後に手に入れたのは、地元限定の「どぶろく祭り 純米仕込み」

どぶろく」は日本の伝統的なにごり酒。米と米麹を原料に発酵させ、ろ過をせずに仕上げたお酒です。

そのため、米の粒がそのまま残り、濃厚な味わいが特徴。

この「どぶろく祭り 純米仕込み」は、白川郷の清らかな水と地元の米を使って作られており、地元の伝統と技術が生きた一本です。

家に帰るまで我慢できず、なんと岐阜のホテルでフライングしてしまいました!

一口飲むとまず感じるのが、とろっとした濃厚な質感。それなのに、後味は驚くほどさらっとしていて、飲みやすいことこの上なし。

どぶろく特有の「重たいかな?」という先入観をいい意味で裏切られる、まさに絶妙なバランス。

さらに、飲むたびに口の中に広がるお米の甘みと軽い酸味がたまりません。

「これは危険なやつだ…!」と心の中で思いつつ、つい次の一口、また次の一口へと手が止まらなくなります。

あまりの飲みやすさに、調子に乗ってぐいぐい進んでしまいそうになりますが、ここで要注意!

アルコール度数もしっかりあるので、油断すると後からぐっと効いてきます。

飲みすぎには十分気をつけて、ゆっくり味わいたいですね。

帰ってからの楽しみが増えました。