先日、地域の市民運動会に参加しました。
しかし、天気予報では明らかに雨が予想され、空模様も今にも降り出しそうな不安定な状態でした。
それでも運営側は中止の決断をせず、そのまま実行。
案の定、途中からザーザーと雨が降り始め、子供も大人も、泥だらけでびしょ濡れの状態で競技を続けることになりました。
競技に出場する子供や大人も一生懸命で、雨でぬかるんだグラウンドは滑りやすくなり、走っている途中に泥に足を取られ転倒したり、靴がぬけてしまったりする人が続出。
そのたびに「あああっ!」と応援席で声があがる。
それでも立ち上がってまた走り出す頼もしい姿に拍手喝采。
リレーのバトンがうまく渡らずに滑り落ち、全員が泥だらけになりながらも必死に競技を続けている。
こんな状況で無理をさせなくてもと心が痛みました。
雨音と応援の声が入り混じる中、雨に打たれながらも懸命に走る姿は、まるでドラマのように見える瞬間もあるけれど、やはりその代償は大きい。
応援席の保護者たちはもはや、運動会を楽しむ余裕もなく、みんな「早く終わってほしい」という思いでいっぱい。
終了後には、家族全員がずぶぬれになって家に帰りました。
うちの子もリレーに出場し、がんばってくれましたが、運動会後に40度近い高熱を出してしまいました。
無理な実施がもとで、他の方も体調を崩したのではないかと心配でなりません。
スケジュールの都合で強行突破したい気持ちは分かります。
準備に携わった方々や、楽しみにしていた子供たちの気持ちを考えると、簡単に中止というわけにはいかないでしょう。
でもやっぱり、そこは“判断”が大事。
天候によるリスクを軽く見てしまうと、結果的に体調不良や怪我といったことが起こると、参加者の仕事や学校にも影響が及んでしまいます。
うちの子は翌日から学校を休むことになってしまいました。
なので、今後運営さんには、天候によるリスク管理をしっかりと行い、安全に配慮したイベント開催を心から願っています。